香港に来て、なによりも戦慄したのが、物価の高さです。
日本から香港に来た経験のある方は、誰しもがそう感じるのではないでしょうか。
それもそのはず、香港は海外駐在員の生活費世界ランキングで3年連続1位に輝いているのです!(そんなところで世界一を獲得しないで…というのが本音)
私も渡航前から物価が高いと覚悟してきたものの、やはり現実に直面すると物価の高さに打ちのめされ、一時期は食料品の買い出しや、一人ランチも嫌になる程でした…笑
ですが、香港の地で生活するうえでそうも言ってられません。
「適正価格はどのくらいなのか」「何が高いのか」「どこで買うのが高いのか」を具体的にしよう!と家計簿をつけ始めました。
家計簿をつけることで香港の物価の実情が見えてきたので、みなさんに大公開します!
とはいえまだまだ駐在生活が短いので、「もっと安いところあるよ!」「ここお得!」というところをご存じの先輩方、ぜひアドバイスお願いします。
以下に記載している金額は、私が利用したことのある場所での金額となります。
実際には香港内でも店舗や地域によって価格の変動がありますので、あくまで参考としてご覧いただければ幸いです。
香港ドルのレート
香港ドルのレートは、2024年12月時点で1香港ドル約20円です。
日本円への換算の仕方は、「2倍にして、後ろに0を1つ付ける」です!
(算数が苦手な人間の考え方でお恥ずかしいです)
以下で紹介する金額は、1香港ドル=20円を基に計算しています。
家計簿について
物価への不安を解消するためには、可視化しなければ!と家計簿を付けてみました。
自己流ですが、そのように記録していたのかを少し説明します。
ポイントは
①大カテゴリ(食費・日用品費・被服費etc.)、小カテゴリ(食費なら朝食・昼食・夕食・まとめ買い、日用品費なら夫・妻etc.)、購入場所(イオン、ドンキ、優品360etc.)、決済方法(クレカ・現金・オクトパスカードetc.)をプルダウンで選択できるようにしたこと
②食費詳細を入力し、品目ごとの価格を入力したこと
③食費詳細から、1食の献立毎の費用を算出できるようにしたこと
このような組み立て方をすることで、どの程度の費用が妥当なのかを考えることができました。
外食の価格
サービス料が含まれる場合があるため、おおよその表記となっています。
場所・ジャンル | 内容・数量 | 香港ドル | 日本円 |
---|---|---|---|
ワンタン麵チェーン店 | ワンタン麺2杯、海老ワンタンスープ1杯、野菜の付け合わせ | 約195香港ドル | 約3,900円 |
夜景の見えるルーフトップバー | アルコール4杯 | 約460香港ドル | 約9,200円 |
有名パン屋 | エッグタルト2個、パン2個 | 約110香港ドル | 約2,200円 |
メキシカン料理レストラン | アルコール2杯、料理3品 | 約690香港ドル | 約13,800円 |
上海料理レストラン | 上海ガニコース2名分 | 約1,500香港ドル | 約30,000円 |
焼肉 | 牛タン盛り合わせ、カルビ盛り合わせ、冷麺、辛麺 | 約700香港ドル | 約14,000円 |
食料品の価格
内容 | 数量 | 香港ドル | 日本円 |
---|---|---|---|
卵 | 1パック10個入り | 20香港ドル | 400円 |
パックご飯 | 5個入り | 48香港ドル | 960円 |
無洗米 | 5㎏ | 240香港ドル | 4800円 |
納豆 | 3パック | 16香港ドル | 320円 |
鶏もも肉 | 300g | 52香港ドル | 1,040円 |
豚バラ肉 | 120g | 35香港ドル | 700円 |
にんじん | 4本 | 17香港ドル | 340円 |
小松菜 | 6株 | 33香港ドル | 660円 |
堅あげポテチ | 1袋 | 14香港ドル | 280円 |
日用品の価格
ダイソー商品 | 1つ | 12香港ドル | 240円 |
リップクリーム | 1つ | 42香港ドル | 840円 |
洗濯用洗剤詰め替え用 | 1000㎖ | 86香港ドル | 1,720円 |
洗濯用柔軟剤詰め替え用 | 950㎖ | 82香港ドル | 1,640円 |
美容関連の価格
まつげパーマ | - | 600香港ドル | 12,000円 |
マッサージ | 足つぼ45分 | 210香港ドル | 4,200円 |
マッサージ | 全身指圧60分 | 360香港ドル | 7,200円 |
美容院 | カット、シャンプー、ブロー | 500香港ドル | 10,000円 |
まとめ
いかがでしたでしょうか?
香港の物価は日本の約2倍と言われています。
食材も単品で見るとそこまで高くないように思えても、レジに持っていくとびっくりです!
「チリも積もれば」を実感します…
もちろんモノによっては日本と同等程度なこともありますが、
私の主観としては、「外食は高い!(しかも日本と比べてしまうとクオリティが…)」です。
※もちろん、香港にもおいしいお店はありますが、味付け、衛生面、接客サービスのすべてにおいて日本の質が高すぎるのです…!
ただ、物価に対して悲観する必要はありません。
香港でお仕事をされる方は、香港ドルでお給料が支給されるはずです。
ということは、日本円に換算すること自体がナンセンスだったのです。
日本円を介入させずに、香港ドルで家計が回るように生活していく。
私はこの考え方で、精神を安定させました。笑
(とはいえ、頭の中でまだまだ日本円に換算してしまうのですが)
もし、渡航してすぐの私がそうであったように、海外の物価の高さからお金を使うことに躊躇してしまう方がいらっしゃれば、この考え方で少しでも楽になれば良いな、と思います。
また、旅行で香港に来られる方も、物価が高いからと言って香港を旅行先から外してしまうのはもったいないです…!
香港は日本からも近いため、航空券も比較的安価に購入できますし、百万ドルの夜景で有名なビクトリアハーバーを始めとする香港ならではの夜景スポットは無料で楽しめる場所がたくさんあります。
また、スターフェリーやMTR等の公共交通機関を利用することによって、賢く出費を抑えることができます。
物価高に惑わされず、ローカルとラグジュアリーが混在する香港を楽しめますように!
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この記事は私が書いたよ!
anne トラベルライター / 女性
2024年秋から駐在帯同のため、香港在住。結婚を機に帯同となり、日々試行錯誤しながら暮らしています。このブログでは、これから海外駐在予定の方や駐在中の方へ向けて、香港の最新お役立ち情報や、海外駐在帯同のあれこれを発信しています。これまで旅行した国は17か国。夢は夫とクルーズ船で世界一周旅行をしながらこれまで旅行した国の思い出話をすること。