- 2024年12月31日
香港に住み始めてから、始めてよかったこと、それは水耕栽培です。
こちらの記事では、私が水耕栽培を始めるにあたっての流れを紹介します。
私が水耕栽培を始めたきっかけは物価の高さに心が折れそうになってしまったとき、自分で少しでも野菜を育てられないか、と思ったこと。笑
今では毎日の成長を観察すること(とは言っても、怠惰な性格なので基本はほったらかしです)が私の癒しになっていますので、ぜひ海外暮らしのみなさんにおすすめしたいです。
育てる植物を決める
水耕栽培を始めるためには、まず、どんな植物を育てたいかを決めます。
私の水耕栽培の目的は「食べられる食材を育てること」だったので、普段使いしやすく色どりにも良いレタスや、たくさんはいらないけど少しはほしいハーブ系なんかを育てられたら良いなと思って調べてみました。
すると、レタスもハーブも育てやすい植物に入っている!ということで、レタスとバジルと大葉をお目当てに種探しをすることにしました。
種探しをする
またしてもここで海外生活の障壁が!
種がどこに売っているのかがわからない…
日本だと真っ先に思い浮かぶのがホームセンターだったのですが、香港にホームセンターが見つかりませんでした…
次に思いついたのが、我らの味方ダイソー!(香港にはダイソーがあります)
ですが、植物の種は見つからず…
そして向かったのは太子のフラワーマーケット!
植物を扱うお店になら、さすがに種の扱いもあるだろう、という推測で、太子駅に降り立ちました。
フラワーマーケットと名だたるとおり、素敵なお花屋さんがずらりと立ち並びます。
本来の目的を忘れてお店に吸い寄せられ、お花を愛でること数件、あることに気が付きます。
どこも綺麗に育ち切ったお花ばかり…!
フラワーマーケットという存在に安心し、植物の種があるに違いない!と思い込んでいた私は焦りはじめ、お店の人に聞き込みを始めます。
私の目的は「水耕栽培」のできる「野菜」の種。
土壌栽培は虫が寄ってくる可能性が高いので、「水耕栽培」であることは譲れない条件です。
ですが聞き込みで得られたのは「種はないよ…」という答えばかり。
心が折れかけたところで見つけたのがこれ!
そう、バジルの苗です!
求めていたバジルが売られているのを見つけ、店内に入ると、ついに種を見つけました!
たくさんの種類の種があり、ウッキウキでした。笑
30分ほど悩みに悩んで、選んだのがこの種。
そして左上のこのボトル、なんだと思いますか?
水耕栽培には必ず必要なものなのですが、結局は買いなおすことに…。後ほどご説明します。
種まきをする
ミックスレタスもバジルも種まきの時期を調べると、春先(4月ごろ)を推奨しているサイトが多かったです。
私が水耕栽培を始める準備が整ったのは10月中旬ごろ。
時期としては推奨されている季節とは異なりますが、気温で考えると、香港は10月でも25度前後あります。
ということは、日本の春先(4月ごろ)と同じでは?と勝手な解釈をし、種まきを行いました。
種まき用の土壌としてメラニンスポンジ、育ってきた時の根っこの成長スペース確保のために猫除けを購入しました。
購入場所はやっぱり頼れるダイソーです。
煮沸消毒したスポンジを家にあった適当に使えそうな容器にいれ、ひたひたの水を注ぎ、種をパラパラ蒔きました。
紫蘇の種も購入しましたが、購入してから私が欲しかったのは「青じそ」だったことを認識し、赤紫蘇はあまり使わないのでいったん育成は保留としています。紫蘇にご興味をお持ちいただき読んでくださった方がいれば、申し訳ないです。
発芽後
数日後、いくつかの種から発芽が!
発芽したら次のステップに進みます。
土壌栽培あって水耕栽培にないもの、それは「栄養」です。
本来、土壌栽培であれば土から栄養が得られるので、肥料は間隔をあけてあげるようなのですが、
水耕栽培の場合は、発芽したタイミングから肥料をあげ続けます。
そこで登場するのが、上の写真に出てきた左上のボトルです。
ですが、実は私、購入時からこの肥料を信用することが出来ていませんでした…(なぜ買った)
そこで水耕栽培を調べる中でたくさんの方が使用されていたHyponexという肥料を手に入れました。
肥料選びで大切なのが、栄養素の割合なんだとか。
水耕栽培では、窒素6.5、リン酸6、カリウム19で配合されている肥料が根を丈夫にしてくれるそうです。
1か月後
そして1か月後の成長具合がこちら。
たくましく育っております…!
肥料をあげ始めてからすることは、肥料が少なくなったらつぎ足すことと、水が濁ってきたり、苔が生え始めてしまったら、優しく水道水で洗ってあげるだけです。
3か月後
1回目のミックスレタスは収穫しきってしまったので、2回目の種まきを行いました。
バジルは1回目の種まきから引き続きたくさんの葉っぱをつけてくれていて、よく料理に使用しているので、少し葉が減ってしまいました。
水耕栽培を始めてよかったこと
- 植物の日々の成長を見守ることに癒しを感じられたこと
- 少しだけの野菜が必要な時に役に立ってくれること
- 家のインテリアとしても活躍してくれること
です。
特に、バジルは欲しいときにいつでも使えることにすごく助けられています!
水やりをするときもほんのりバジルの香りがするのも良い…
海外での生活を始められる方、特に駐在妻となる方に、ぜひ水耕栽培をおすすめしたいです。
この記事は私が書いたよ!
anne トラベルライター / 女性
2024年秋から駐在帯同のため、香港在住。結婚を機に帯同となり、日々試行錯誤しながら暮らしています。このブログでは、これから海外駐在予定の方や駐在中の方へ向けて、香港の最新お役立ち情報や、海外駐在帯同のあれこれを発信しています。これまで旅行した国は17か国。夢は夫とクルーズ船で世界一周旅行をしながらこれまで旅行した国の思い出話をすること。